■ 野沢温泉の発見と歴史 ■
 
 野沢温泉の湯を発見したのは、
・聖武天皇の頃(724〜748年)にこの地を訪れた僧「行基」であるという説、
・また修行中の山伏が見つけたという説と
・手負の熊の後をつけた猟師が見つけたという説があります。

いずれにしろ、かなり古くから野沢の地に湯が湧いていることは知られていたようです。
それでも当時はまだ温泉に入るために旅をして訪れるということは一般的でなく、
江戸時代に飯山藩主の松平氏が惣湯(大湯)に別荘を建て、
一般の人々にも湯治を許可した後、多くの人々が湯治という形で
この山里を訪れるようになったと言われています。

当時の湯治は北信濃や越後の人々が主として農閑期のご苦労休みに訪れたものでした。
そして時代は変わり現在の野沢温泉は、環境整備の充実等に力を入れ
健全なる温泉観光地として発展を続けています。


■ ご利用の際のご注意 ■
 
■温泉街に13ヵ所の外湯があります。
 村内に30余りの源泉があり、「外湯」と呼ばれる無料の共同浴場が
 温泉街に13ヵ所あります。

■地域住民の大切な財産です。
 外湯は古くから地域住民の生活の共同の場所として毎日利用されています。

■地域住民で維持管理しています。
 それぞれの外湯は、その周辺の住民が「湯仲間」という制度をつくり、
 管理、維持をしています。
 電気料や水道料の負担、当番制で毎日の掃除をしています。

■だれもが入浴できるわけではありません。
 野沢温泉の外湯は公衆浴場ではありません。
 入浴できるのは村民(湯仲間)とそのゲスト(宿泊者、親族、知人など)です。

■エチケットを守って入浴しましょう。
 共同の場所です。お互いに気持ちよく入浴できるようエチケットを守りましょう。

■深夜の入浴はできません。
 防犯等のため、入浴時間が設定されておりますので、宿でご確認ください。